エコリーダーコース「河川環境・河川調査」

7月10日(土)、エココースの河川環境・河川調査を行いました。

午前中は、水質の指標や環境基準、河川の流量の算出方法や河川の自浄作用、植生や河畔林などの河川環境について座学で学びました。

午後は、例年であれば中津川(上ノ橋周辺)で実際に流量観測や現地での水質測定、水生生物の採取を行うのですが、天候が悪く中津川が増水していたため、現場に行くことはできず、室内での実習となりました。

室内では、あらかじめ採取してきた中津川の水の溶存酸素濃度を滴定により分析しました。また、中津川の他、高松の池と見前川の水についてリン酸態リンやアンモニウム態窒素などの水質をパックテストで測定し、水質の違いを確認しました。

また、中津川で採取した水生昆虫を観察しました。肉眼では見えにくい水生昆虫は顕微鏡を使用して観察し、どのような種類の水生昆虫かを確認しました。生息している水生昆虫の種類から、中津川の河川の良好性を評価するスコア表を作成し、中津川はとても良好な水質であると評価できました。

受講生のみなさんは滴定のような化学実験に緊張されていたようですが、熱心に取り組まれていました。また、水生昆虫は受講生の方々でグループをつくり、本を見て話し合いながら種類を確認しており、興味を持って学ばれていました。

 

パックテスト

水生昆虫1 水生昆虫2

顕微鏡観察