2023年8月2日(水)に岩手大学復興祈念銀河ホールにて「次世代による災害文化の創出~高校生が取り組む地域防災・復興~」が開催されました。当日は、岩手県立種市高等学校、岩手県立久慈東高等学校、岩手県立平舘高等学校、岩手県立一戸高等学校、岩手県立山田高等学校の5校が参加し、各校2名の代表生徒が復興教育における日頃の活動内容を報告しました。このフォーラムには、県・市町村の防災課の職員、県内高等学校の教職員、岩手大学関係者などオンラインを含めて約70名の方が聴講しました。
種市高等学校は「近隣小中学校へ向けた津波防災出前授業の実践」として今年度に開催した洋野町内の小中学校への出前授業で津波発生装置を用いての実験活動報告や、地震や津波について分かり易く説明したことなどを紹介しました。
久慈東高等学校は「久慈東高校における防災復興学習の報告」として学校の特色を生かし、ウニを活用した第一次・第二次・第三次産業行うことにより、復興からの再生や復興を目指していることを発表していました。
平舘高等学校は、先輩たちが行ってきた被災地訪問などの報告を行い、火山噴火等の災害が起こった際のワークショップ等の活動を報告しました。
一戸高等学校は、自分たちの住む町で起きた災害から自分たちの高校の災害への意識調査を行い、防災ボトルを活用した事前の備えの重要性を述べていました。
山田高等学校は「自治体との協働による津波碑の伝承事業〜災害を後世に伝えるために」として山田町にある津波碑の解読や、津波碑を広めるために山田町役場と連携協定を結んでリーフレットの作成を行っていることなどを発表しました。
ディスカッションでは、各校が意見を言い合いお互いに学びが深まっている様子でした。質疑
応答も、活発に行われました。
開催日時: | 2023年8月2日(水) |
---|---|
開催場所: | 岩手大学復興祈念銀河ホール |