4月10日～4月17日にかけて本センターの小笠原敏記センター長、越谷信教授、福留邦洋教授、山本英和准教授、岡田真介准教授はアラスカ大学アンカレッジ校（UAA）を訪問しました。この訪問は、科研費補助金基盤研究C（代表 越谷信教授）「ALTを対象とした防災ドリルブックの開発と効果測定」へ共同パートナーとしてUAAの原田宏子教授に関わっていただいており、教材開発に関する情報共有と意見交換を目的としています。この研究は、UAAの卒業生でALTとして陸前高田市へ派遣されていたMontgomery Dicksonさんが東日本大震災の津波で犠牲となったことが大きな契機となっています。意見交換では、アメリカ人などが理解できる地震や津波のメカニズム、これらからの避難に関する表記について原田先生から積極的な助言等があり、多くの示唆が得られました。ALT等を対象とした防災ドリルブックは今年度中の完成をめざして今後も継続していく予定です。また、アラスカ滞在中は、在アンカレジ日本領事事務所で岩手大学とUAAとの交流について説明、情報交換するとともに地震公園にも訪問しました。