令和2年11月16日(月)~11月17日(火)の2日間、岩手大学地域防災研究センター会議室において、防災・危機管理エキスパート育成講座実習コースを開催しました。今回は新型コロナウィルス対策を万全に行った上での開催でしたが、受講者は、自治体職員、学校職員、一般の方など様々な分野から10名の参加がありました。
1日目午前中は,実習に先立ち図上訓練の手法とその目的,効果などの解説後、災害時のイメージアップと防災へのモチベーションの向上を図るクロスロードゲーム、午後には地域の災害特性とその対応策を検討するDIG(Disaster Imagenation Game,災害想像ゲーム)を行いました。
2日目午前中は、個人、組織の連携要領や時間経過に沿っての行動を地図上でシミュレートすることによって、各人の役割に応じた行動を確認し、全体をイメージアップできるMM(Map Maneuver),午後には災害時の状況判断のプロセスについて学び,ある設定された状況下での意思決定を繰り返すことで,状況判断能力を向上するケーススタディ(状況判断)を行いました.
実習コースでは、受講者として演習を実施するだけではなく、演習を通じてファシリテーターとしてのスキルを身につけてもらうことを目的にしています。