7月18日(木曜)に陸前高田グローバルキャンパスで、第22回地域防災(国際)フォーラム「レジリエントな災害復興と地域づくり」を開催しました。今回の地域防災フォーラムは陸前高田市のグローバルキャンパス モンティ・ホールを会場に開催され、「レジリエントな災害復興と地域づくり」をテーマに、陸前高田市と岩手大学地域防災研究センターから、それぞれ取組みの紹介が行われました。
陸前高田市からは、吉田防災対策監から東日本大震災の教訓をもとにした地方自治体における事業継続計画(BCP)策定について、岩手大学からは、陸前高田市の参与も務める村上学長特別補佐から陸前高田市における地域社会の包括性に考慮した復興の取り組みと、センターの熊谷特任助教から津波記念碑などの石碑を用いた防災教育の取組みについて紹介されました。
また、今年度から当センターの客員教授を務める岡本 正弁護士からは、東日本大震災後の生活再建制度の利用促進の活動や、今なお認知度の低い被災者生活再建制度の普及啓発活動、復興研究との連携の取り組みなどが紹介されました。
今回は、国際フォーラムの位置づけもあり、神戸大学都市安全研究センターの留学生らも含め市内外から24名の参加があり、日英両言語での発表に続いて設けられた総合討論の時間では、質問と活発な議論が行われました。
岡本客員教授と通訳を務める松岡副センター長
講演する陸前高田市中村防災対策監