6月29日(土曜)、釜石市役所において「大震災かまいしの伝承者」基礎研修が実施されました。この研修では、地域防災研究センターの山本准教授、小笠原准教授、越野客員教授などが講義、演習の講師を務めました。
「地震のメカニズムと津波被害」の講義において、山本准教授からは東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)がどのように発生したのか(地殻変動のしくみ)、地盤、地形等により釜石市内でも地区により揺れやすさに大きな違いが生じることなどについて説明が行われました。
また、小笠原准教授からは津波被害の特徴や重要と考えられる津波に関する基本事項などについて解説が行われましたが、受講者である高校生からは津波対策としての被害軽減と被害抑止の違いに関する質問が出るなど関心の高さがうかがわれました。
なお、地域防災研究センターではこの基礎研修の企画段階から関わっており、今後は基礎研修に続くステップアップ研修(仮)などについても協力してゆく予定です。