2016年11月15日(火)~11月16日、岩手医科大学(矢巾キャンパス)の災害時地域医療支援教育センターにおいて、自治体、消防職員、医療関係者、教職員、一般の方など25名の受講生に対して平成28年度防災・危機管理エキスパート育成講座「総合実習コース」を開催しました。
1日目は、はじめに越野客員教授による情報活動および意思決定のプロセスについての講義が行われました。午後からは高橋朗氏(盛岡市総務部危機管理課)の進行で、図上訓練の進行方法や想定に関する説明が行われ、翌日からの本番に備えた予行演習を行いました。
2日目は受講生による市災害対策本部事務局を編成し、大雨洪水災害を想定した実践的なロールプレイング方式の図上訓練を5時間にわたる連続した状況で実施しました。状況付与を行うコントローラーは、岩手県総合防災室、盛岡市、自衛隊、盛岡消防本部、岩手県警本部、盛岡地方気象台、岩手河川国道事務所から協力いただき、訓練で使用した電話回線はNTT岩手支店に設置していただくなど、多くの協力を得ながら、より実際的な災害状況をもとでの災害対策本部の活動について訓練が行われました。
訓練終了後には、各班で訓練の振り返りが行われ、會川雅行氏(岩手県総務部総合防災室防災危機管理監)から、オペレーションルームにおけるレイアウトの工夫や情報の処理・活用の方法などについて講評があり、最後は全コースを受講した受講生へ、修了証が授与されました。
開催日時: |
平成28年11月15日(火)~11月16日(水) 10:00~17:00 |
開催場所: |
岩手医科大学(災害時地域医療教育支援センター) |
プログラム:
スケジュール
1日目
講義 情報処理・共有 越野修三(岩手大学地域防災研究センター 客員教授)
講義 状況判断 越野修三(同上)
マニュアル説明・予行 高橋朗氏(盛岡市総務部危機管理防災課)
2日目
合同図上訓練 訓練統括 越野修三(同上)
講評 會川雅行氏(岩手県総務部総合防災室防災危機管理監)