2015年11月17日(火)・18日(水)の2日間にわたり、岩手医科大学(矢巾キャンパス)の災害時地域医療支援教育センターにおいて「防災・危機管理エキスパート育成講座 総合実習コース」が開催されました。今年度は、自治体、消防署、企業などから30名が受講し、「ロールプレイング図上訓練」を通して自治体における災害対策本部の災害対応を実践的に学びました。
1日目は、越野教授による情報活動や状況判断に関する講義後、大船渡市を舞台にロールプレイング図上訓練の訓練手法の確認を行うため予行演習が行われました。2日目は、岩手県内陸部を震源地とした地震を想定し、盛岡市災害対策本部の災害対応をシュミレーションする総合演習が実施されました。状況付与を行うコントローラ-は岩手県総合防災室、岩手県警、自衛隊、消防本部から参加していただき、実際の災害対応さながらの訓練が行われました。
演習終了後には、各班で訓練の振り返りが行われ、會川雅行氏(岩手県総合防災室防災危機管理監)、小山雄士氏(岩手県オイルターミナル代表取締役専務)、高橋朗氏(盛岡市総務部危機管理課)、越野教授(岩手大学地域防災研究センター)から各部署間での情報共有のあり方や得られた情報の活用の仕方などについて講評が述べられました。
開催日時: | 2015年11月17日(火)-18日(水) 9:00~17:00 |
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開催場所: | 岩手医科大学(矢巾キャンパス)内 災害時地域医療支援教育センター |
プログラム:
11月17日(火曜)
9:00~14:30 講義(情報活動、状況判断のノウハウ、事前説明)
14:30~15:30 演習(予行演習:大船渡市の地震・津波災害を想定)
15:30~17:00 演習(事前準備)
11月18日(水曜)
9:00~15:00 演習(総合演習:盛岡市の地震災害を想定)
15:00~17:00 検討会
地域防災研究センターからの参加者
越野、柳川、菊池、佐藤