「大槌町安渡地区津波避難訓練」の報告

 大槌町安渡地区では、2013年4月に作成した「大槌安渡地区津波防災計画」の見直しを継続して行っています。今回は、それら計画の実効性検証を目的とした地域住民400名程度が参加しての津波避難訓練が行われました。
 本訓練では、地区住民による災害対策本部の設置,徒歩避難,車避難,要介護者の搬送,こすばる(だだをこねて避難を拒否する)人の対応といった様々な状況を想定した訓練を行いました。また、大槌町や警察,消防,消防団,岩手県,一般企業と連携して実施したことから、地区周辺の道路封鎖や防災ヘリによるつり上げ救助訓練,消火訓練,けが人の応急対応訓練,安否確認システムの導入等、実際の状況さながらの訓練となりました。
 本取組みは、国連防災世界会議の地区防災計画モデル地区フォーラムでも紹介される予定です。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
訓練開始ともに設置された災害対策本部
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
 1次避難場所の旧安渡小学校(手前側施設)と2次避難場所の高台(右側階段上)

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA OLYMPUS DIGITAL CAMERA
消防・消防団・住民による消火訓練およびけが人の応急対応訓練

 

DSC_0080
碇川大槌町長による検証会議開会の挨拶

 

地域防災研究センターからの参加者:麦倉・菊池(防災まちづくり部門),柳川(自然災害解析部門)