平成26年6月27日、岩手大学復興祈念銀河ホールにおいて、第8回地域防災フォーラムが開催されました。今回は、平成25年度の成果報告会と講演会が行われ、一般市民・学生など約70人の参加がありました。
第1部では、はじめに南センター長の挨拶があり、続けて、当センター客員教授の斎藤徳美先生による、「3.11から3年余、復興の課題と未来像」と題した講演が行われ、復興を担う私たちの未来責任について貴重な示唆をいただきました。
第2部では、3部門(自然災害解析、防災まちづくり、災害文化)の各部門長からの部門活動の概要説明と担当教員による個別成果の発表があり、当センターの研究者によって、地域に根差した多角的な研究・活動が行われていることが紹介されました。また、越谷副センター長から防災教育教材の作成報告があり、当センターが防災教育にも尽力していることが報告されました。
さらに、討論では、南センター長がコーディネータを務め、釜石市の若崎副市長や陸前高田市の市政アドバイザーである村上清氏にも参加していただき、当センターの展望について貴重なご意見をいただきました。
日時:2014年6月27日 17時00分~19時00分
場所:岩手大学復興祈念銀河ホール
報告会内容
開会の挨拶:南 正昭(地域防災研究センター長)
【第1部 講 演:「3.11から3年余 復興の課題と未来像」】
齋藤徳美(岩手大学地域防災研究センター客員教授)
【第2部 報告・討論:「平成25年度活動報告と今後の展開」】
コーディネータ:南 正昭(地域防災研究センター長)
活動報告① 自然災害解析部門報告
自然災害解析部門の概要紹介 土井宣夫部門長
「2013年8月9日と9月16日の洪水における岩手県矢巾町と盛岡市玉山区の住民避難行動について」
松林由里子(工学部助教)
活動報告② 防災まちづくり部門報告
防災まちづくり部門の概要紹介 松岡勝美部門長
「大槌町吉里吉里地区における地域自主防災計画策定支援に関するプロジェクトについて」
麥倉 哲(教育学部教授)
活動報告③ 災害文化部門報告
災害文化部門の概要紹介 越野修三部門長
「災害文化の醸成を確固たるものに~被災地の子ども達の力と多様な自然観をもとに」
山崎友子(教育学部教授)
防災教育教材の作成報告 越谷 信(地域防災研究センター・副センター長)
齋藤徳美氏 被災地の課題と展望について語る齋藤氏
開会の挨拶をする南センター長
土井部門長による自然災害解析部門の概要紹介 松林助教による洪水時の住民避難行動に関する活動報告
松岡部門長による防災まちづくり部門の概要紹介 麥倉教授による大槌町の自主防災計画策定支援に関する
活動報告
越野教授による災害文化部門の概要紹介 山崎教授による災害文化の醸成に関する活動報告
越谷副センター長による防災教育教材の作成報告
当センターへの今後の期待について語る 当センターの研究・活動に対する 若崎氏(釜石市副市長) 要望を語る村上氏(陸前高田市市政アドバイザー)