令和7年度 ドローン等UAVを活用した自然災害等危機管理研修を開催しました

10月17日(金曜)に陸前高田市内においてドローン等UAVを活用した自然災害等危機管理研修を開催しました。
午前中は陸前高田市消防防災センターにおいて消防庁消防研究センターの土志田正二主任研究官から「土砂災害現場の消防救助活動におけるドローンの利活用と課題」という題目で今年1月に埼玉県八潮市で発生した道路陥没事故における捜索活動なども含めた基調講演を行っていただきました。岩手県立大学の杉安和也准教授、岩手大学の岡田真介准教授は、ドローンを飛行させるにあたっての事前登録や飛行計画、法規制、UAVによる写真測量やLiDAR測量など災害への適用事例について解説しました。ちなみに、こうした講義の前に受講者はオンデマンド形式による事前学習を行っています。
午後からは夢アリーナたかたで実際にドローンを操作する飛行実習を行いました。飛行実習ではできるだけ多くの時間にわたり体験してもらうため、複数のグループに分かれ、午前中の講師に加え、岩手大学の福留邦洋教授、松林由里子助教、中村大樹技術専門職員、竹花和浩技術専門職員も指導補助として参加しました。
また、屋外では最新のドローンによる写真測量撮影や赤外線サーモグラフィの実演なども行いました。
今回の研修には、自治体の行政職員、工業高校教諭、消防職員など計18名が受講しましたが、事前のオンデマンド学習、講義、実習とドローンに関する知識や技能を学ぶ濃密な機会になったのではないかと考えます。