いわて防災復興研究会 トークセッション「復興の問い直し 能登×岩手 発災から1年を今、振り返る」が開催されました(坂口奈央准教授:災害文化)

2月16日(日)に いわて防災復興研究会  トークセッション「復興の問い直し 能登×岩手 発災から1年を今、振り返る」を開催(岩手県立図書館 Iルームにて:企画・運営・ファシリテーター坂口奈央 准教授)

東日本大震災から14年となるのを前に、発災から1-2年における三陸の被災地で起きた出来事や課題について振り返るトークイベントを実施した。登壇者は、次の3名である。

  能登町復興推進課に2024年5月より応援職員として長期派遣 上田知史
  さんつな 代表、RQ能登コーディネータ― 伊藤聡(釜石市住民)
  大槌町安渡町内会 会長(大槌町議) 佐々木慶一

 3名は、能登地震被災地に入り込み、それぞれの経験をもとに活動を実践していることから、上田氏からは自治体職員としてみた能登地震から1年の現状と課題について、伊藤氏と佐々木氏からは、3.11の被災当事者としての視点による能登の現状と課題について報告いただいた。そのうえで、能登の現状をもとに、東日本大震災から1年の時、2012年頃を振り返っていただき、生活の状況と地域として復興に向けてどのように取り組んできたのか、お話いただいた。なかでも登壇者の3名による報告の共通点は、三陸および能登の被災地でも耳にする「復興と覚悟」という語りだった。この語りに込められた心意について、それぞれの経験から考察いただいた。会場には、日曜の午前の開催にもかかわらず、50名近い方々が参加し、関心の高さがうかがえた。

 

20250216_大槌×能登トークセッション_チラシ