岩手大学地域防災研究センターでは、令和6年1月に発災した能登半島地震の被災地である能登町小木地区と、東日本大震災の被災地である大槌町安渡・赤浜地区における被災地同士での継続的な関係構築を目的として、報告会並びに車座トークを開催します。
能登町ならびに大槌町各地域は、1970年代まで栄えた北洋サケ・マス漁業をはじめ、現在もイカ釣り漁船が小木に停泊するなど、漁業を介した複数の共通項が確認されます。また、大槌町安渡、赤浜という隣接する地区は、これまで復興に向けてそれぞれ異なる独自の過程を進んできました。両地区における復興への歩みと能登町の共通項をヒントとして、行政単位ではなく、祭りや草刈りといった地域行事を共にしてきた住民で構成される”地域“どうしで復興=地域コミュニティの再構築にむけて意見交換を行うとともに、大槌町の両地域にとっても、3.11からの復興を問い直し、これからの地域の在り方を再検討する契機となることが期待されます。
テーマ:能登町小木×大槌町安渡・赤浜「復興の問い直し―発災から1年 いま、語り合おう」
開催日時: | 2025年1月28日(火) 13:30~16:30 |
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開催場所: | 岩手県大槌町 安渡公民館 |
入場料: | 参加無料 現地まで直接お越しください。 |
プログラム:
【内 容】
◇13:30~ 報告 ”共有・知る・自分事として関心をもつ”
●能登地震被災地の現状と課題(概要)
能登町役場復興推進課 主幹 灰谷 貴光
●小木地区の状況、課題について
能登町立小木公民館 館長 上見 純二
能登町立小木公民館 主事 横山 宏枝
能登町おぎ第一仮設自治会 会長 釣谷 智之
●小木地区の視察報告ならびに課題提示
大槌町赤浜自治会 役員 阿邉 孝雄
大槌町安渡町内会 副会長 小国 亨
大槌町役場 安藤公民館主事 小林 正子
◇14:30~ 車座トーク
●テーマ
能登地震から1年/3.11から1年の時、どうだった?復興の問い直し
~生活状況、心の状態、地域の状況について振り返る
●目的
東日本大震災から14年が経過する今だからこそ語れること、見えてくることなど大槌の経験を
振り返り、言語化する。そこから能登に活かせること、能登および未災地へつなげられることを
能登の現状をベースとして共に考える。
◇16:00~ 班ごとに出た意見を発表、共有
問い合わせ先
岩手大学地域防災研究センター 坂口奈央
Email: sakaguch@iwate-u.ac.jp