渋民中学校で火山防災学習に関する出前授業を行いました

8月23日(金曜)、盛岡市立渋民中学校の全校生徒約170名を対象として地域防災研究センターの越谷信客員教授が火山防災学習に関する出前授業を行いました。
授業では最初に火山に関するクイズを問いかけ、噴火のしくみについて実験動画とスライドで説明を行いました。その後、岩手山火口の地形を立体視するため、中学生は赤青メガネ(立体視メガネ)をかけて確認しました。また、噴石や火山灰など空から降ってくるもの、火砕流や溶岩流、土石流や融雪型火山泥流など地面の上を流れるものなど火山の噴火現象について解説しました。そして、噴火する前の準備や情報収集の重要性について指摘しました。生徒からはどんなものを準備する必要があるのか、噴火の前ぶれをどのように把握すればよいのかなど活発な質問がありました。
数日前に気象台から岩手山の火山の状況に関する解説情報(臨時)が出されたせいか、報道関係の関心も高く、多数の新聞社やテレビ局が取材を行い、8月23日夕方のNHK、IBC岩手放送、IAT岩手朝日テレビ、8月24日の岩手日報などで紹介されました。なお、今回の出前授業はいわての師匠派遣事業として実施されたものです。

IBC岩手放送のニュースエコーで放送されました。
IBC岩手放送「盛岡市の中学校で火山防災について学ぶ出前授業 火山災害への日頃の備えや避難について、身の回りの人と話しておくことの大切さを実感」