釜石市による「大震災かまいしの伝承者」基礎研修が12月3日(土曜)に行われ、小笠原敏記教授(センター長)、山本英和准教授、越野修三客員教授などが講師を務めました。
「地震のメカニズムと津波被害」では東日本大震災について自然科学的な側面からの解説に加え、日本海溝・千島海溝地震(北海道・三陸沖想定巨大地震)の後発地震情報や想定される津波との比較など最近の新しい知見を含めた内容となりました。この他、津波被害をふまえた釜石市防災市民憲章のねらいなどを学ぶとともに、”伝承者としてどのような教訓を伝えるか”をテーマにしたグループワークも行われました。
受講者からは「今回の研修を通して、データから見える大震災の背景や自分が住んでいる土地以外の被害等について学ぶことができました」、「それぞれの3.11のストーリーをきくことができて良かった」などのコメントが寄せられました。
なお、地域防災研究センターではこの基礎研修会に関して初年度の企画段階から釜石市への協力、助言等行っています。