令和4年10月24日(月)~10月25日(火)の2日間、岩手大学地域防災研究センター会議室において、防災・危機管理エキスパート育成講座実習コースを開催しました。基礎コースはオンデマンド型オンライン講座での実施でしたが、実習コースでは新型コロナウィルス対策を万全に行った上での対面形式で開催し、受講者は自治体職員、学校職員、一般の方など県内外の様々な分野から14名の参加がありました。
1日目午前中は実習に先立ち図上訓練の手法とその目的・効果などの解説後、災害時のイメージアップと防災へのモチベーションの向上を図る「クロスロードゲーム」、午後には地域の災害特性とその対応策を検討する「DIG(Disaster Imagenation Game,災害想像ゲーム)」を行いました。
2日目午前中は、個人・組織の連携要領や時間経過に沿っての行動を地図上でシミュレートすることによって、各人の役割に応じた行動を確認し、全体をイメージアップできる「MM(Map Maneuver)」、午後には災害時の状況判断のプロセスについて学び,ある設定された状況下での意思決定を繰り返すことで,状況判断能力を向上する「ケーススタディ(状況判断)」を行いました。
実習コースでは受講者として演習を実施するだけではなく、演習を通じてファシリテーターとしてのスキルを身につけてもらうことを目的にしています。
総合実習コースは来月29日(火)〜30日(水)の2日間、陸上自衛隊岩手駐屯地を会場に開催いたします。11月13日(日)まで総合実習コース受講者を募集しております。