岩手大学地域防災研究センターは、地域の特性に応じた防災システム(三陸モデル)構築を目指し、自然災害や防災・減災、被災地の復興やまちづくり、あるいは災害文化の醸成・継承に関する調査・研究・活動を行っています。そこで得られた知見を多くの方々に広く知っていただくことを目的に、地域防災フォーラムを定期的に開催しております。
今回は、国連開発計画(UNDP)駐日代表の近藤哲生氏をお招きし、第3回国連防災世界会議(仙台)において採択された仙台防災枠組を踏まえて、岩手復興モデルの構築をテーマに開催しました。約40名の来場者がみられ、地元の大学が果たすべき役割や、多様な参画者との関わりついて議論しました。
はじめに、南正昭センター長による開会挨拶、岩渕明学長による学長挨拶がありました。基調講演では、近藤哲夫氏から国連における復興支援や都市開発について、2030年を達成目標とする「持続可能な開発目標(SDGs)」を題材にお話しいただきました。
後半のパネルディスカッションでは村上清学長特別補佐がコーディネーターを務め、五味壮平教授を加えたメンバーで、国連における防災のフレームワークとこれまで岩手大学が実践してきた活動に関する討議が行われました。三陸の復興支援で培われた知見を普遍化させ、また、それを地域創生に向けてグローカルに推進していく方法について検討を深めました。
開催日時: | 2017年2月3日(金) 15:00〜17:30(開場14:30) |
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開催場所: | 岩手大学教育学部キャンパス内 北桐ホール(定員200名) |
プログラム:
総合司会
越谷 信(地域防災研究センター副センター長、理工学部教授)
第1部 15 : 00~
開会挨拶
南 正昭(地域防災研究センター長、理工学部教授)
学長挨拶
岩渕 明(岩手大学学長)
基調講演「災害リスクとSDGs」
近藤哲生 氏(国連開発計画駐日代表)