八幡平市の寺田地区では、寺田コミュニティセンターが中心となって、昨年度から「地域の安全を考えるワークショップ(車座研究会)」を開催しています。寺田地域の子どもからお年寄りまでが、自然災害から身を守り、安全安心に暮らせる地域づくりを目指すもので、当センターでは岩手大学三陸復興・地域創生推進機構の佐々木靖人研究員(八幡平市)のコーディネートにより、継続的に取り組みをサポートしています。
当日は、地区住民から27名の参加がありました。はじめに、畠山城司氏(寺田地域振興協議会・会長)の開会挨拶のあと、越谷副センター長から本ワークショップに期待していること、また、当センターの取り組みについて説明がありました。続けて、小笠原准教授、松林助教、井良沢教授による講話では、昨年8月に発生した台風10号による被害を踏まえ、災害対策および自主防災組織の事例に関する解説が行われました。その後のクロスロード(防災対応カードゲーム)では、様々な災害時における状況を想定し、その時に求められる判断や行動、また事前対策の重要性について話し合われました。
寺田地区では自主防災組織の発足に向けた準備を進めており、ワークショップで学び話し合った成果が内発的な防災活動の足掛かりとなり、広く地域に波及していくことが期待されます。
※クロスロード
制作・著作:Team Crossroad チームクロスロード(網代剛,吉川肇子,矢守克也)
開催日時: | 2017年1月21日(土) 18:15~20:45 |
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開催場所: | 寺田コミュニティセンター |