2016年10月13日(木)~10月14日、防災・危機管理エキスパート育成講座の実習コースを、昨年度に引き続き岩手医科大学(矢巾キャンパス)の災害時地域医療支援教育センターで開催しました。受講生は自治体、消防署、医療関係、学校、一般の方など22名で、多様な分野からの参加がみられました。
初日は、はじめに図上訓練の手法や効果などの解説があり、災害時のイメージアップと防災へのモチベーションの向上を図るクロスロード(災害対応カードゲーム)と、地域の災害特性とその対応策を検討するDIG(ディグ,災害想像ゲーム)を行いました。2日目は、静岡県が開発した避難所運営をゲーム感覚で模擬体験できるHUG(避難所運営ゲーム)と、個人や集団の動きをシミュレートし、その対応から課題等を抽出できるMM(マップ・マヌーバー)を実施しました。普段はあまり経験のない机上での訓練と、災害時における自分たちの対応だけでなく、各機関がどのような判断・行動を行っているのかを理解し、意見交換を図る機会にもなりました。
実習コース終了後のアンケートには、受講生全員が「役に立った」との所見がありました。
開催日時: |
2016年10月13日(木)~14日(金) 10:00~17:00 |
開催場所: |
岩手医科大学(災害時地域医療教育支援センター) |
プログラム:
1日目
講義 図上訓練とは 講師:越野修三(岩手大学地域防災研究センター 客員教授)
実習 クロスロード(災害対応カードゲーム)
担当:藤原弘之(岩手医科大学医学部救急・災害・総合医学講座災害医学分野 助教)
実習 DIG(Disaster Imagination Game(ディグ),災害想像ゲーム)
担当:菊池義浩(岩手大学地域防災研究センター 特任助教)
2日目
実習 HUG(ハグ,避難所運営ゲーム)
担当:藤原弘之(同上)
実習 MM(Map Maneuver,マップ・マヌーバー)
担当:菊池義浩(同上)