岩手町総務部の依頼により、役場職員を対象とした避難所運営ゲーム(HUG)の紹介と体験研修を実施しました。HUG研修は午前の部が18名、午後の部が19名の計37名で、防災担当部署のみならず公民館職員や保健部など様々な立場の職員が参加しました。
まずはHUGについての概要とゲーム内容を紹介するとともに、1~15番までのカードを用いてゆっくり議論しながらグループ単位での方針決定と避難者カード配置を行いました。その後、休憩を挟み本ゲームへと進みました。
自主防災組織の避難所運営職員として午前・午後ともに1時間ほど本ゲームを実施しましたが、後半は次々と押し寄せる避難者たちの対応に苦慮していたようです。避難所となる体育館の配置方針として、予め避難者が滞在するスペースの確保と収容人数を領域毎に設定している班や、開始当初は通路を多めに設定し避難者が多くなるにつれて優先度の低い通路は滞在スペースに変更させるなど、様々なアイデアが出ました。
ゲームをやった感想として、「慌ただしく進み判断に迷った」,「再移動を余儀なくされた」,「ホームレスやペットの扱いに苦慮した」等の意見が出され、多くの課題や反省が得られた充実した研修となりました。
開催日時: | 2016年3月15日 9時~12時(午前の部),13時~16時(午後の部) |
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開催場所: | 岩手町役場3F会議室 |
地域防災研究センターからの参加者
柳川(自然災害解析部門)