大槌町安渡地区では、2013年4月に作成した「大槌安渡地区津波防災計画」の見直しを継続して行っています。3回目となる今回は、前回の訓練内容に加え、折りたたみ式リアカーや人引車を用いての要援護者の搬送および鎖階段を利用した高台避難訓練、地元消防団による火災消火訓練ならびに安渡地区主催による東日本大震災追悼式を実施し、200名を越える住民が参加しました。
避難開始前に配布されたアンケート用紙には新たに年齢や避難開始・避難完了の場所を示す地図を付加し、避難者の歩行速度把握を目的とした試みを実施しました。その結果、改善の余地が明らかになった一方で、現地住民の世代別避難速度を把握する貴重な資料となりました。
避難訓練・追悼式の後は安渡公民館へと移動し、映像を交えながら当時の振り返りを行い、地区防災計画の改善すべき点について議論を行いました。
地域防災研究センターからの参加者
柳川(自然災害解析部門)