2015年11月20日(金)、八幡平市の寺田地区で開催された「地域の安全を考えるワークショップ(車座研究会)」に参加しました。このワークショップは、地域の危険箇所や防災施設を再確認しながら、「安全安心マップ」の作成を目的とするもので、同市の助成を受けながら寺田コミュニティセンターが主催するものです。当センターでは、岩手大学地域連携推進機構の佐々木靖人・研究員(八幡平市)のコーディネートにより、外部協力者として取り組みをサポートしています。
夕方からの開催でしたが、当日は54名の参加者がありました。はじめに、畠山城司氏(寺田地域振興協議会・会長)の開会挨拶のあと、当センターからの自己紹介を行い、取り組みをサポートさせていただくことになった経過について越谷信・副センター長から説明がありました。講話では自然災害および地域防災に関する理解を深めてもらい、続けて、DIG(ディグ,災害想像ゲーム)を行なって地域の災害特性とその対応策を検討しました。グループワークには岩手大学の学生も加わって、活発な意見が挙げられている様子が窺えました。
次回のワークショップでは、事前に地区の人たちが地域の環境点検(まち歩き)を行なって、その結果とDIGの成果を踏まえて、防災マップの作成および災害対策について話し合ってもらうことを予定しています。
開催日時: |
平成27年11月20日(金) 午後6時30分~午後9時 |
開催場所: |
寺田コミュニティセンター |
プログラム:
1.開会 畠山城司(寺田地域振興協議会・会長)
2.自己紹介(岩手大学地域防災研究センター)
3.講和
(1)「土砂災害に備える」 井良沢道也(農学部・教授)
(2)「地域の防災力を高めるために」 小笠原敏記(工学部・准教授)
4.DIG(Disaster Imagination Game)
(1)概要説明・進行管理 菊池義浩(地域防災研究センター・特任助教)
(2)軽米町における大雨洪水災害の解説 松林由里子(工学部・助教)
(3)グループワーク
(4)講評 越谷信(地域防災研究センター・副センター長)
5.閉会