地域防災研究センター国際プログラム 「大災害への対応力への強化」ハーバード大学ハウィット博士講演会を開催しました

 7月16日(木)、岩手大学地域防災研究センター国際プログラムとして、危機管理の世界的権威であるハーバード大学ケネディ政治大学院のアーノルド・ハウィット博士を迎えて、災害対応をテーマとした講演会を開催しました。当日は、研究者、行政職員、自衛隊、警察、学校関係者など、学内外から約60名の参加者がありました。
 講演会は越谷信副センター長の司会で進行し、はじめに南正昭センター長による開会挨拶がありました。続けて、ハウィット博士の講演では、近年における広域巨大災害の事例と東日本大震災の特徴、日本における阪神・淡路大震災から現在までの危機管理体制とその改革および問題点、大災害時における現地対応の実態と中央政府に求められる役割など、今後の危機管理・災害対応の方向性ついてお話いただきました。
 後半は、岩手大学地域防災研究センターの松岡勝実教授がコーディネーターを務め、ハーバード大学ケネディ政治大学院のデービッド・ジャイルズ氏、秋山浩美氏にも登壇いただき、フロアとの質疑応答・意見交換を行いました。まず、越野修三教授および村上清客員教授が被災地における経験から論点を提示し、その内容を踏まえつつ、広く来場者と地域防災への展開に向けた議論を深めました。

 

日時:2015年7月16日(木) 16:00~18:30(15:30開場)
場所:岩手大学工学部キャンパス内 復興祈念銀河ホール
使用言語:英語(日本語逐次通訳有り)

 

プログラム
 総合司会 越谷 信(地域防災研究センター副センター長,工学部准教授)
 開会挨拶
  南 正昭(地域防災研究センター長,工学部教授)
 第1部 講演「大災害への対応力の強化-3.11 東日本大震災を大局的に見る-」
     Enhancing Disaster Response Capacity: Perspectives on the 3.11 Disasters
  アーノルド・ハウィット(ハーバード大学ケネディ政治大学院アッシュセンター所長,
              危機管理プログラム主任)
  ※共同発表者
   デービッド・ジャイルズ(ハーバード大学ケネディ政治大学院・危機管理プログラム副主任
               ・上級研究員)
   秋山浩美(ハーバード大学ケネディ政治大学院・危機管理プログラム特任研究員)
 第2部 質疑応答・意見交換
  コーディネーター 松岡 勝実(地域防災研究センター防災まちづくり部門長,人文社会科学部教授)
  ディスカサント  越野 修三(地域防災研究センター災害文化部門長・教授)
           村上 清(地域防災研究センター客員教授,人文社会科学部客員教授)
 閉会挨拶
  松岡 勝実(前掲)

 

1.総合司会 2.開会挨拶

    総合司会(越谷信 副センター長)        開会挨拶(南正昭 センター長)

 

3.講演 4.会場

    講演(アーノルド・ハウィット博士)          会場の様子

 

5.ホール 6.質疑応答1

    ホールでの懇談(ティーブレイク)  質疑応答・意見交換(デービッド・ジャイルズ氏)

 

7.質疑応答2 8.ディスカサント1

   質疑応答・意見交換(秋山浩美氏)       ディスカサント(越野修三教授)

 

9.ディスカサント2 10.閉会挨拶

   ディスカサント(村上清客員教授)         閉会挨拶(松岡勝実教授)