第13回フォーラムでは、地域防災研究センター所属メンバーによる平成26年度の部門全体及び個別活動報告を行いました。週末の夕刻にもかかわらず、一般市民・学生など約50名の参加がありました。
南センター長からは、今年3月に開催された国連防災世界会議への参加とその成果について報告しました。
各部門長からは、研究センターメンバー全体の取り組み概要について説明がありました。
個別活動報告として、栗駒山の火山史および大雨・洪水の防災教育教材作成に関する成果(自然災害解析部門),実例を交えた災害公営住宅におけるコミュニティづくりに関する成果や課題(防災まちづくり部門),災害対応スキルを身に付けた人材育成活動や被災地における女性達の取り組み(災害文化部門)について報告しました。本フォーラムの内容を纏めた講演録は「地域防災フォーラム講演録」として作成段階であり、後日ホームページで紹介される予定です。
開催日時: 2015年6月26日(金) 17:00~19:10
開催場所: 岩手大学工学部キャンパス内 復興祈念銀河ホール(参加者約50名)
プログラム:
開会の挨拶:越谷 信(地域防災研究センター副センター長)
講演:「2015国連防災世界会議への参加報告と今後の展開」 南 正昭(地域防災研究センター長)
報告①:自然災害解析部門
自然災害解析部門の活動紹介:土井宣夫部門長
栗駒山の水蒸気爆発史:土井宣夫(教授)
小・中学校向け大雨・洪水を対象とした防災教育教材の開発:小笠原敏記(准教授)
報告②:防災まちづくり部門
防災まちづくり部門の活動紹介:松岡勝実部門長
災害公営住宅におけるコミュニティ形成(1)新たなコミュニティづくりの意義と課題:広田純一(教授)
災害公営住宅におけるコミュニティ形成(2)大船渡における取り組みと成果:船戸義和(三陸復興推進機構研究員)
報告③:災害文化部門
災害文化部門の活動紹介:越野修三部門長
災害対応のエキスパート育成:越野修三(教授)
被災地における女性たちの実践~宮古市田老地区における手仕事の場を事例に~:佐藤悦子(特任助教)