5月11日(月)、米国・アラスカ大学アンカレッジ校(UAA)との共同教育特別プログラムとして、参加学生等の約20名に対して、岩手大学が東日本大震災直後から行ってきた緊急対応、防災教育・研究等に関して学ぶワークショップを開催しました。
講演会は越谷信副センター長の司会で進行し、はじめに南正昭センター長による開会挨拶がありました。続いて、松岡勝実教授から岩手大学における復興支援活動について、小笠原敏記准教授から防災教育・研究等に関する事例について紹介がありました。
場所を津波防災研究施設(ハイドロラボ)に移しての見学では、松林由里子助教が実際に実験装置を動かして説明し、興味を持った学生・教員からはいろいろな質問が投げかけられました。その後、会場を移動し、災害対応に関するシミュレーションゲーム(クロスロードゲーム)を行いましたが、なごやかな雰囲気のなかで参加者同士による積極的な意見交換がみられました。最後に、クロスロードゲームを進行した越野修三教授から、阪神・淡路大震災および東日本大震災の経験と教訓についてレクチャーがあり、復興・防災をテーマとした国際交流の良い機会となりました。
日時:2015年5月11日(水) 9:00~12:00(8:45会場)
場所:岩手大学工学部内 復興祈念銀河ホール ほか
使用言語:日本語および英語
プログラム
司会(講演会) 越谷 信(地域防災研究センター副センター長,工学部准教授)
1.開会挨拶
南 正昭(地域防災研究センター長,工学部教授)
2.岩手大学における復興支援活動の概要
松岡 勝実(地域防災研究センター防災まちづくり部門長,人文社会科学部教授)
3.防災教育・研究等に関する事例紹介
小笠原 敏記(地域防災研究センター自然災害解析部門,工学部准教授)
4.津波防災研究施設(ハイドロラボ)の見学
松林 由里子(地域防災研究センター自然災害解析部門,工学部助教)
5.災害対応カードゲーム(クロスロードゲーム)の実施
越野 修三(地域防災研究センター災害文化部門長・教授)
講演の様子 ハイドロラボ見学の様子
クロスロードゲームの様子 グループごとのディスカッション
グループ発表 記念品