「第10回岩手防災サロン」の開催報告

   2015年2月21日(土)14:00~17:00、地域防災研究センター会議室において、第10回岩手防災サロンが開催されました。今回の講演は、東北大学名誉教授の浜口博之さんによる「御嶽山と磐梯山の水蒸気爆発から見えてきたもの-水蒸気爆発は火山学の盲点-」でした。
 講演では、火山防災の問題点などをまとめられた「自然の脅威について」、「1888年磐梯山の噴火研究の誤診の連鎖」、「2014年御嶽山の水蒸気爆発の本当の姿」について多様な視点からの興味深い話題でした。特に、2014年9月27日御嶽山の噴火では、火山性地震が増加した9月9日から27日までの間に精度いっぱいの詳しい解析をする必要があったということについて実例を交えて力説されておりました。これらの話題について、参加者から数多くの質問が出され、大学のゼミさながらにホワイトボードを使って議論するという場面もありました。

 

日時:2015年2月21日 14時00分~17時00分
場所:地域防災研究センター会議室

 

地域防災研究センターからの参加者:土井宣夫、山本英和、越谷 信
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講演される浜口博之さん
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参加者との質疑応答
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ホワイトボードを使って説明