岩手県地域防災ネットワーク協議会(代表:岩手大学地域防災研究センター長)は、全県的な連携による地域防災力の強化に向け、多様な復興・防災関連機関が参加して率直な意見交換を行う場として、地域防災ワークショップを開催ました。このワークショップでは、①地域防災力向上のため、各防災機関の連携のあり方を検討する。②復興・防災などに関する情報の共有と、復興・防災施策の協働化について意見交換を行うことを目的としています。
今回は岩手県や市町村の災害対応部署をはじめとする、13の防災関連機関から計26名の参加がありました。はじめに、南センター長による開会あいさつがあり、続けて、地域防災アンケート「避難」の調査結果(速報)の報告、盛岡地方気象台長の青木元氏と盛岡市総務部危機管理課の高橋朗氏からの講演がありました。それらの内容を踏まえ、後半からは越野修三教授がコーディネートし、「避難勧告等の判断・伝達等に関する各機関の連携のあり方」についての総合討論が行われ、自由で活発な意見交換がみられました。最後に、今年度から始動する「防災・危機管理エキスパート育成プログラム」について情報提供がありました。
日時:2014年9月4日(木) 15:00~17:00
場所:岩手大学復興祈念銀河ホール
主催:岩手県地域防災ネットワーク協議会
参加機関:計13機関
岩手県、岩手県各市町村、岩手県教育委員会、岩手県警察本部、盛岡消防本部、
東北地方整備局、盛岡地方気象台、岩手医科大学 等
プログラム:
1.開会あいさつ
岩手大学地域防災研究センター長・教授 南 正昭
2.報告
地域防災アンケート「避難」の調査結果について(速報)
岩手大学地域防災研究センター特任助教 菊池 義浩
3.講演
広島県の土砂災害を踏まえて
盛岡地方気象台長 青木 元 氏
盛岡市の災害対応への取り組み
盛岡市総務部危機管理課危機管理専門員 高橋 朗 氏
3.総合討論
避難勧告等の判断・伝達等に関する各機関の連携のあり方
コーディネーター:岩手大学地域防災研究センター教授 越野 修三
4.情報提供
(1) 防災・危機管理エキスパート育成プログラム等について
越野 修三(前掲)
(2) その他
(各機関から提供できる情報があればお願いします。)
5.閉会あいさつ
1.開会あいさつ(南センター長) 2.報告(菊池特任助教)
3.講演(青木 元 氏) 4.講演(高橋 朗 氏)
5.総合討論(越野教授) 6.意見交換の様子(滝沢市防災防犯課 釜澤 敦司 氏)