第3回東北みらい創りサマースクールは、岩手大学をメイン会場に、東北みらい賞の授賞式,活動報告,各種ワークショップ,被災地ツアーが行われました。このサマースクールは、被災経験を風化させることなく次世代に伝え、東北の明るい未来を創る活動を推進し、そうした意識や熱意を持つ人々のネットワークを築くために2012年から開催しているものです。
東日本大震災の復旧・復興に貢献した人(団体)を顕彰する「東北みらい賞」には、工藤義信氏(NPO法人「若草リボン基金」理事長),青木健一氏(復興支援組織「NEXT_KAMAISHI」会長),成宮崇史氏(NPO法人「底上げ」事務局長)が受賞され、パネルディスカッションでは各受賞者のこれまでの活動などを紹介し、活発なディスカッションが行われました。その後、「オール岩手で防災・危機管理のエキスパート育成を」,「震災から3年_震災報道の現場と課題」,「平時と有事を意識した遠野みらい創りカレッジについて」のテーマで活動報告が行われました。
2日目のワークショップでは、4つの会場に分かれ、7つの多彩なプログラムをアイーナ/岩手大学構内/遠野ふるさと村で開催しました。
①東日本大震災を踏まえたドコモの災害対策と復興支援活動
②負の記憶を伝えるミュージアムのあり方を考える
③災害メンタルヘルス入門-被災地のこころの復興のために次世代ができること-
④「防災教育教材DVD」と「防災かるた」を用いた地域防災力の向上-大人と子供が一緒に学ぶ防災-
⑤災害コミュニケーション・ワークショップ
⑥被災地域と後方支援地域で共に考える「有事と平時を分けない行動とは?」
⑦現役記者の為の短期研修セミナー「次の大災害に備えて-大震災報道の教訓と今後を考える」
3日目は、釜石~陸前高田を巡る被災地視察を行いました。
第4回東北みらい創りサマースクールは2015年8月開催予定ですので、次回も奮ってご参加下さい。