第9回地域防災フォーラム「未来への復興まちづくり~岩手大学×神戸大学連携フォーラム~」

 第9回地域防災フォーラムは、東日本大震災から3年を経た被災地が抱える課題について、神戸大学と連携し阪神淡路大震災からの復興の知見を踏まえ、来年3月に開催される国連防災会議を視野に入れつつ、未来志向の復興まちづくりについて討議を行いました。岩手大学からは、復興のまちづくりについてのこれまでの取り組みの一般的紹介に続き、実践的危機管理、人材育成、市民の意思による自己実現のまちづくりについて研究発表がなされました。神戸大学からは、地域特性を考慮した持続的復興の問題点、災害の記憶を歴史上切断しない重要性、復興の担い手に焦点を当てたコミュニティ再生の意義について知見が示されました。70名の市民及び学生が集い、総合討論でも活発な議論が交わされました。復興の過程において課題は多くありますが、希望をつなぐ復興まちづくりのために、参加者一同、地域や住民に寄り添いながら活動を推進していく方向性を確認し、閉会いたしました。
開催日時  2014年8月3日(日) 10:00~13:00
開催場所  岩手大学工学部キャンパス内 復興祈念銀河ホール
プログラム
開会あいさつ
     越谷 信(岩手大学地域防災研究センター副センター長,工学部准教授)
第1部 岩手大学
 基調報告「地域防災研究センターのこれまでの活動と今後について」
     南 正昭(地域防災研究センター長,工学部教授)
 報告「ノーマライゼーションという言葉のいらないまちづくり
   -国連防災会議(陸前高田市分科会)の準備状況-」
     村上 清(人文社会科学部客員教授,陸前高田市市政アドバイザー)
 報告「防災危機管理のための人材育成について」
          越野 修三(地域防災研究センター教授)
第2部 神戸大学
 報告「大船渡赤崎地区におけるエンパワメント」
     松岡 広路(人間発達環境学研究科教授)
 報告「復興過程の大学の地域連携-阪神淡路での歴史分野からの示唆-」
     奥村 弘(人文学研究科教授,地域連携推進室長)
 報告「兵庫行動枠組みを生かすコミュニティ主体の地域復興-日本とアジアの制度比較-」
     金子 由芳(国際協力研究科教授)
総合討論
 ファシリテーター 松岡 勝実(岩手大学地域防災研究センター,人文社会科学部教授)
          北後 明彦(神戸大学都市安全研究センター長・教授)
主催:岩手大学地域防災研究センター
   神戸大学都市安全研究センター
共催:神戸大学災害復興支援・災害科学研究推進室

 

1.開会挨拶_越谷先生 2.報告_南先生

開会挨拶 越谷信副センター長          基調報告 南正昭センター長

3.報告_村上先生 4.報告_越野先生

報告 村上清客員教授              報告 越野修三教授

5.報告_松岡広路先生 6.報告_奥村先生

報告 松岡広路教授               報告 奥村弘教授

7.報告_金子先生 9.パネルディスカッション

報告 金子由芳教授            パネルディスカッションの様子

10.ファシリテーター_松岡勝実先生  11.閉会挨拶_北後先生

ファシリテーター 松岡勝実教授     閉会挨拶 北後明彦教授

12.集合写真

登壇者の集合写真