第7回地域防災フォーラム「自然と共生する人間~多様な自然観と災害文化」の開催案内

問い合わせ先

岩手大学地域防災研究センター
〒020-8551 岩手県盛岡市上田4-3-5
Tel: 019-621-6448(Fax兼用) Email: rcrdmf@iwate-u.ac.jp

岩手大学地域防災研究センターは地域の防災力向上に寄与することを目的に、定期的に防災や震災からの復興をテーマに「地域防災フォーラム」を開催しております。

今回は、災害文化の一つとして人の自然認識を取り上げます。復興を進める上で当該地域が培ってきた自然観を無視するわけにはいきません。東日本大震災の被災地の調査や実践から、3名の方に被災地の自然と人間の関わり・その自然観をお話しいただき、さらに環境地理学の専門家である堀信行氏(奈良大学教授、文化庁文化審議会専門委員)による講演、最後に登壇者のデイスカッションにより、災害という危機に対峙する災害文化としての自然観の再構築を目指します。お誘いあわせのうえ、ご参加下さい。

 

開催日時:2014年1月30日(木曜)14:45~18:10

開催場所:岩手大学工学部復興祈念銀河ホール(定員120名)

対象:一般市民、防災関係者、災害研究者、行政関係者、教育関係者等

入場料:無料 *事前申込不要

 

プログラム:

14:45 開会挨拶 岩手大学地域防災研究センター長 堺 茂樹(工学部教授)

14:55 趣旨説明 岩手大学地域防災研究センター災害文化部門兼務教員 山崎友子(教育学部教授)

<第1部 発表 被災地の調査・実践から>

15:05 「防災の町田老」の風景としての防潮堤と震災復興
大棒秀一(NPO法人立ち上がるぞ!宮古市田老理事長、宮古市田老在住)

15:35 「海」から見た神社の立地と防災 山崎 憲治(元岩手大学教授)

16:05  「 森は海の恋人」と震災復興
畠山 信(NPO法人「森は海の恋人」副理事長
NPO法人Peace Nature Lab 副理事長、気仙沼市西舞根在住)

16:35 休憩

<第2部 講演>

16:45 講演:自然認識の多様性を考える~さんご礁地域からアフリカまで
堀 信行(奈良大学教授、文化庁文化審議会専門委員)

概要―日本の南の島々、沖縄や奄美に残る「ゆいむん」の考え方は、おそらく日本各地に広く分布し、自然観の基層をなすものであったと考えられる。この「ゆいむん」の考え方を基軸に日本の自然観、さらには世界観を考えてみる。また演者がこれまで研究を行ってきたアフリカの熱帯雨林からサバンナ地域における自然認識の事例や、ヨーロッパにおける樹木信仰などにも言及して、自然認識の多様性の考察を試みる。

 <第3部 討論>

17:35 パネル・デイスカッション 災害と自然認識~復興を支える自然観の再構築を求めて
ディスカッサント:大棒秀一、山崎憲治、畠山信、堀信行
司会:山崎友子

18:05 閉会のことば 岩手大学地域防災研究センター副センター長 越谷 信(工学部准教授)

18:10終了

第7回フォーラム開催案内

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  主 催 岩手大学地域防災研究センター
問い合わせ 岩手大学地域防災研究センター 〒020-8550 盛岡市上田4-3-5
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