「第4回地域防災フォーラム」の開催

 地域防災研究センターでは、自然災害や防災・減災あるいは被災地の復興やまちづくりに関する各種取り組みから得られた知見を社会に還元するために、「地域防災フォーラム」を定期的に開催しています。第4回は危機管理と防災まちづくりをテーマに、神戸大学と共同で実施しました。
 前半は、阪神大震災を経験した神戸大学の研究者と、本センター研究者がそれぞれの調査・研究や活動について発表を行いました。後半には、2つの特徴的な大震災における教訓に基づいた、「危機管理」および「防災の視点を持ったまちづくり」について意見を交換しました。
日時:8月4日(日) 14:00~17:00
場所:岩手大学工学部復興祈念銀河ホール
プログラム:
 開会挨拶
   岩手大学地域防災研究センター長 堺茂樹(教授)
 第一部 講演
 【神戸大学】
   復興予算流用問題と国土強靱化
     塩崎賢明氏(名誉教授)
   東日本大震災における歴史資料保全、震災資料保全の現在
     奥村弘氏(教授:人文学研究科)・佐々木和子氏(地域連携推進室)
   津波・津波火災への備え-南海地震などに向けて-
     北後明彦氏(教授:都市安全研究センター)
   災害復興と法制度-日本・アジア比較からの示唆-
     金子由芳氏(教授:国際協力研究科)
   東日本大震災における分断と支援と学生ボランティア 神戸大学の事例-
     林大造氏(学生ボランティア推進室・キャリアセンター)
 【岩手大学地域防災研究センター】
   釜石市防災センターの津波被災調査の中間報告について
     松岡勝実(教授:防災まちづくり部門)
   宮城県山元町における住民主体の復興まちづくり
     菊池義浩(特任助教:防災まちづくり部門)
   日本における道路橋の現状と簡易性能評価手法の開発
     大西弘志(准教授:防災まちづくり部門)
 第二部 パネルディスカッション
  話題提供 震災から学ぶ危機管理
    越野修三(岩手大学地域防災研究センター教授:災害文化部門長)
 全体討論
 閉会挨拶 塩崎賢明氏(前掲)
1.講演(大西先生) 2.話題提供(越野先生)
     大西准教授による講演            越野教授による話題提供
3.コーディネーター(金子先生) 4.質疑応答(塩崎先生)
  全体討論のコーディネート(金子教授)      質疑応答の様子(塩崎教授)