被災地の記憶を風化させること無く、防災や復興のプロセスにおいて得られた教訓や研究成果を被災地に持ち寄り、広く全国に、さらには全世界に向けて情報発信していくために第2回東北みらい創りサマースクールを開催しました。
東日本大震災の復旧・復興に貢献した人(団体)を顕彰する「東北みらい賞」には、伊藤聡氏(一般社団法人三陸ひとつなぎ自然学校代表)・遠藤直哉氏(福島県立福島高校教諭)・千葉秀司氏(石神社宮司)が受賞され、パネルディスカッションでは各受賞者のこれまでの活動を紹介して頂きました。その後、活動報告として「東日本大震災における学生ボランティアの復興支援」と「遠野市の“ぬくもり“を活用したみらい創り活動」が紹介されました。
2日目のワークショップでは、9会場に分かれた11の多彩なプログラムをアイーナ/マリオス/遠野ふるさと村で開催し、会場近くに訪れていて飛び入りで参加された方も多くおりました。
①文化的特性を重視した被災地支援:サイコロジカル・ファースト・エイド(PFA)の理論と実践
②被災地における心のケアを学ぶ~リラクセーション法を中心に~
③子どもたちのフォト記録を通し、心の変化を見る④海洋教育と復興支援⑤災害コミュニケーションワークショップ
⑥外部講師と連携し、生徒のモチベーションを高める授業実践の方法
⑦全体性から生きる~自分に繋がり、相手につながって分断を越える~
⑧被災者およびケアするひとのためのエンパワーメント・ドラムサークル
⑨フィーリングアーツ
⑩心のケアと読み聞かせ⑪みらい創りキャンプin遠野2013夏(触れ合う、助け合う)
⑫サマースクール総括
3日目は、岩泉~北山崎~三陸鉄道震災学習列車~久慈を巡る被災地視察を行いました。
第3回東北みらい創りサマースクールは2014年8月開催予定ですので、次回も奮ってご参加下さい。
日時:2013年8月9日(金)~8月11日(日)
場所:岩手教育会館(9日)、アイーナ・マリオス・遠野ふるさと村(10日)
地域防災研究センターからの参加者:堺(センター長)、柳川(自然災害解析部門)、菊池(防災まちづくり部門)、今井(災害文化部門)
1日目:堺大会委員長(岩手大学地域防災研究センター)による開会の挨拶
1日目:授賞式の様子と受賞によるパネルディスカッション
2日目:ワークショップ①の様子
2日目:ワークショップ②の様子
2日目:ワークショップ③の様子
2日目:ワークショップ④の様子
2日目:ワークショップ⑤の様子
2日目:ワークショップ⑥の様子
2日目:ワークショップ⑦の様子