問い合わせ先
岩手大学地域防災研究センター
〒020-8551 岩手県盛岡市上田4-3-5
Tel: 019-621-6448(Fax兼用) Email: rcrdmf@iwate-u.ac.jp
岩手大学地域防災研究センター
〒020-8551 岩手県盛岡市上田4-3-5
Tel: 019-621-6448(Fax兼用) Email: rcrdmf@iwate-u.ac.jp
■開催日程
会場:大槌町吉里吉里小学校
時間:13:00~15:00(受付開始は12:00)
■準備会次第
1 開会のあいさつ
2 基調講演 岩手大学地域防災研究センター 堺茂樹
3 「避難行動調査」結果報告 岩手大学 麦倉哲
4 地域関係者よりコメント、意見、討議
復興まちづくり協議会、町内会、仮設自治会、消防団、民生委員、婦人会、
5 岩手県総合防災室越野修三さんコメント・助言
6 大槌町役場関係者、参列の専門家紹介
防災都市計画研究所長 吉川忠寛、早稲田大学教授 浦野正樹
岩手大学地域防災研究センター准教授 越谷信、助教 柳川竜一
7 今後の方針
8 閉会のあいさつ
■本検討会準備会提案の趣旨
大槌町全般において、そしてこの吉里吉里地区においてもとりわけ、地域コミュニティの活動が際立っていたと拝察します。この地区も非常にたくさんの尊い命を失うという経験をされましたが、災害発生のさなかでの懸命の救助活動や、困難な中での避難所運営など、記録に残し、今後将来の教訓とすべきことがたくさんあったと思います。地区災害対策本部や避難所運営に尽力されたたくさんの方がたから、そのことをうかがってきました。
この地区の関係各位のみなさんが中学生くらいまでの若者も含めて、たいへんな経験を風化させずに、自主的な地域防災を一つの柱として、強固な防災コミュニティを再構築する活動をすすめていかれることは、とても有意義なのではないかと思います。地元の大学や外部から継続的に参加する各種の関係者たちと作り上げていくことにも、意義があると思います。
この地を、被災地だから支援するというのとはまったくちがったスタンスから、つまり、この地が取り組んできたことに価値があり、この土地がもっている文化に価値があるのでそれを再発見し、ここへ来て学ぼうというスタンスから、地域の方がたと一緒になって、災害に強いコミュニティを再興できたらよいのではないかと考えています。
■今後の基本方針(案)
検討会準備会としてスタートする
事務局、岩手大学地域防災センター、麦倉研究室に置く
復興委員を構成メンバーとする
順次必要な人を加えていく
事務局、調査・資料作成、勉強会の準備、連絡調整にあたる事務局メンバーを募る
年間8回くらいの検討会を実施し、1年後に地域自主防災計画を策定する
具体的には、5月連休明けくらいを目途に、避難行動の検証し、避難行動のあり方、避難を確実にする各種対策の検討へと結びつける。
■検討内容<順不同>
1 避難行動の検証
被災実態の受けとめ忘れないこと、そこからどのような教訓を引き出すか
(調査の補充ならびに結果の分析)
2 避難のルール化
(1)(各自の、家庭内のルール化、地域で組織的に取り組むこと)
(2)避難支援のあり方、要援護者対策、誰をどこまで支援するのか
3 救急・救命段階での活動
救助の課題と対策
4 災害への備えのルール化
災害への備え、各自の、家庭内の
5 避難所の立ち上げ方、運営方法
避難所運営のための備え
地区内の協力体制
他地区・行政との連携
6 訓練の定期化、実施内容
・・・
最終的に、吉里吉里地区自主防災計画を策定する
■検討会の趣旨とさらなる展望
地域防自主災計画 →活動記録、防災計画策定
助成を受けるプロジェクトとして →コーディネータの活躍
計画策定と並行した展望
→語り部、証言者の排出、証言記録化
→各種記録のアーカイブス化
→他のモデル地区(災害に強いコミュニティモデル地区)とのネットワーク化
・・・
→内外に向けた、防災学習・研究活動への協力システムの構築、プログラムの開発
→災害・復興博物館、防災資料・研究センターの開設
→被災地を支援し関心を寄せるすべての大学との連携、宿泊・セミナー・小中高・大学のフィールドワーク授業・自治体職員研究などとの連携
■参加者へのアンケートのお願い
今後の検討課題、教訓とすること、本日の会合への意見・感想
今後、事務局活動に加わってくださる方
アンケートに、忘れてはならないこと、何を教訓としたらよいか、何を記録化し検討したらよいかなどを、書いて下さい。
今後、会の事務局の運営や、資料整理などに、会議の準備作業に協力いただける方は、お名前と住所・連絡先等をお書きください。