「東日本大震災復興プロセス」研修(主催:JICA東北)での防災に関する講演の実施

平成25年2月14日(木)14時から、岩手大学釜石サテライトにおいて、堺センター長が、独立行政法人国際協力機構(JICA)東北支部主催の「東日本大震災復興プロセス」研修の一環として、アジア諸国の政府行政官等に岩手県被災地域の防災に関する取り組みについて講演しました。
この研修では、東日本大震災からの復興のプロセス(復興まちづくり、農業や水産業の構造改革、持続可能な循環型地域づくり)を自国の地域づくりに役立ててもらうことを目的に、アジア諸国(タイ、フィリピン、カンボジア、ミャンマー、インドネシア、スリランカ)の中央・地方政府行政官等10名が参加して、2013年2月11日から22日にかけて、岩手県、宮城県の被災地視察等を行うものです。
堺センター長は、講演の中で、防潮堤の有無による津波到達時間の変化や小学生への防災教育が東日本大震災での津波からの避難に効果を挙げたこと、また、被災地での防災施設に関する計画状況を示しながら、防災にはハード(防災施設等)だけでなく、ソフト(教育)の取り組みが重要であることを説明しました。
講演後の質疑応答では、自国の自然災害への取り組みに対するアドバイスを求めるなど、参加者の自然災害に対する意識の高さが感じられました。
この研修の詳細についてはJICA東北のホームページ(http://www.jica.go.jp/tohoku/)をご覧ください。
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岩手大学釜石サテライト会議室での堺センター長による講演の様子