岩手大学地域防災研究センターでは、令和6年1月に発災した能登半島地震の被災地である能登町小木地区と、東日本大震災の被災地である大槌町安渡・赤浜地区における被災地域同士での継続的な関係構築を目的として、能登半島地震被災地報告会を開催します。
能登町及び大槌町の各地域は、1970年代まで栄えた北洋サケ・マス漁業をはじめ、現在もイカ釣り漁船が小木に停泊するなど、漁業を介した複数の共通項が確認されます。また、大槌町安渡、赤浜という隣接する地区は、これまで復興に向けてそれぞれ異なる独自の過程を進んできました。両地区における復興への歩みと能登町との共通項をヒントとして、行政単位ではなく、祭りや草刈りといった地域行事をともにしてきた住民で構成される”地域”同士で復興=地域コミュニティの再構築に向けて意見交換を行うとともに、大槌町の2地域にとっても、3.11からの復興を問い直し、これからの地域の在り方を再検討する機会となることが期待されます。
テーマ:能登半島被災地報告会「能登町小木地区×大槌町安渡・赤浜地区 きっとできる!”復興”」
開催日時: | ①令和6年8月24日(土)13:30~ ②令和6年8月25日(日)13:30~ |
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開催場所: | ①大槌町安渡公民館 ②大槌町赤浜公民館 |
入場料: | 参加無料 |
プログラム:
〇能登半島地震被災地の視察報告
①安渡町内会会長 佐々木慶一
②赤浜自治会総務部長 阿邉孝雄
〇車座トーク
3.11からの復興への道のりを振り返り、能登半島地震発災から8か月の被災地域が直面している課題の共通点や異なる点を元に解決へのヒントを探る。
進行・ファシリテーター:坂口奈央(岩手大学地域防災研究センター准教授)
問い合わせ先
岩手大学地域防災研究センター 坂口奈央
Email: kikuchinao419@yahoo.co.jp