令和6年1月26日に開催された「いわての復興教育 実践発表会」で、坂口奈央准教授(災害文化部門)がコメンテーターとして参加しました。
岩手県では、3.11後、防災・減災教育にとどまらない、県独自の展開として「復興教育」に力を入れてきました。いわての復興教育とは、日常生活を送る地域の良いところや地域の人々とのコミュニケーションなど、居場所であり安心して暮らせる「郷土」のなかで、子どもたちが「生きる」「かかわる」「備える」ことを日常のなかで学ぶ場のことを指します。今回は、津波被害を受けた三陸沿岸の小中高校だけでなく、内陸で地域の良さを生かし実践している高校も含め、7校の児童、生徒が、手作りの資料をもとに発表を行いました。児童・生徒は、徒歩で登下校をしていることから、独自の視点で気になる地域の危険な場所など、災害に備えるために必要な気づきがあります。坂口准教授の質問に対し、発表を行った児童や生徒は、率直に日ごろ感じていること、地域の人たちにぜひ取り組んでほしいといった要望など、積極的に発言していました。 ①原稿用チラシ(復興教育)