9月29日(火曜)、八幡平市教育委員会(八幡平市教育研究所)による防災教育重点部会において本センターの土井宣夫客員教授が岩手山の火山防災に関する講演(講義)とガイドラインやカリキュラムへの指導を行いました。
講演は「火山防災ガイドライン作成について」という題目で噴火予知の要素や噴火警戒レベル、岩手山の火山防災体制、岩手山の火山噴火の歴史などを取り上げました。
また、協議では参加者(八幡平市内の小・中学校長など)の多くが、火山噴火の際も津波のように自主的な早期避難という考えでしたが、火山については観測データに基づいた避難判断が不可欠であること、八幡平市防災部局や火山に関する協議会(例えば、岩手山火山防災協議会)など関係機関との緊密な連携の重要性について指摘しました。
そして、今回の講義や指導をふまえ、八幡平市(小・中学校)の火山防災ガイドラインが見直される方向となりました。