2014年12月13日(土)に消防団員を対象とした防災研修会が岩手県消防学校で行なわれ、越野修三教授が講師として、岩手県内の消防団員約30名に対して災害対応の講義と演習を行ないました。
図上訓練の目的・種類・効果等についての講義のあと、災害時のイメージアップと防災へのモチベーションの向上を図る手法として、クロスロードCrossroad,災害対応カードゲーム)が行なわれました。いくつかのシチュエーションにおいて、参加者がその当事者になりきって行動を選択し、判断した要因について各々の立場から話し合いました。続けて、地域の災害特性とその対応策を検討するディグ(Disaster Imagination Game,災害図上訓練)では、盛岡市で集中豪雨による洪水被害が発生した場合を想定し、起こりえる被害と防災上の問題点について考えました。マップマヌーバーでは仮想のまちを舞台に、そこで津波災害の防災訓練を実施するという課題を用意し、個人や集団の行動についてシミュレーションを行いました。研修会に参加した消防団員は、地域防災に対する意識も高く、本研修会で体験した図上訓練の活用が期待できます。
講義の様子 クロスロード
ディグ ディグのグループ発表