2015年9月10日（木）から11日(金)にかけて、一関市立興田中学校で行なわれた学校防災アドバイザー派遣事業に講師として参加し、中学1年生を対象とした防災学習の実践と助言を行ないました。

初日は、丑石小学校周辺と興田中学校周辺、中川小学校周辺の3つのグループに分かれ、DIG（Disaster Imagination Game：災害図上訓練）を実施しました。生徒たちは、避難所や危険箇所、災害時の物的・人的資源などを地図上に書き込み、自分たちが暮らす地域について防災上の強みや弱みを再認識する機会となりました。

翌日はDIGで検討した地域の災害特性を踏まえて、実際に現地に行って環境を点検する「まち歩き」を行ないました。前日から北関東から南東北を中心とする記録的な大雨が降るなど天候が心配されましたが、まち歩きの時間帯は降水がなく、予定どおり実施することができました。まち歩きの中で、前日の大雨の影響で実際に土砂崩れや倒木がある場所を発見したり、過去の災害について住民の方々に話を聞いたりして、災害の危険性を身近に実感する良い機会となりました。最後に、生徒達がまちを歩いて気づいたところや、防災対策について自分達にできることを考え、グループごとにまとめて発表しました。この2日間の教育で、自分たちの住む地域で災害が起きた場合、助けられる側から助ける側へと自分たちのできることは何かを考える良いきっかけになったようです。

DIGの様子

作成した地図

学習内容（まち歩き）の説明

まち歩きの様子

学習成果の発表