国連世界防災会議プレイベント「東日本大震災メモリアル」への参加

 2015年3月10日、国連世界防災会議のプレイベントとして東北大学川内萩ホールにおいて「東日本大震災メモリアル」が開催された。イベントは2部構成で、第1部は「減災社会の構築に向けて」をテーマに、震災から4年目の節目において、再度、実践的防災学のあり方、特に社会のニーズと学究研究のギャップに着目して参加者とともに考えるフォーラムとして行われた。国際科学会議会長のゴードン・マクビーン氏の基調講演、元UNISDR上級アドバイザーのリード・バシャー氏による特別報告の後、震災復興状況報告として岩手大学からは越野修三教授が「東日本大震災を教訓とした地域防災の取組み」について報告した。
 第2部は、「記憶を未来へ!」をテーマに、トークショーと「大津波」のNHK3Dドキュメンタリー映画が上映された。映画は、津波によって被災した家族の環境や心境の変化を3年間にわたって記録したもので、東日本大震災の記憶と教訓をどのように後世に伝えていくかを問いかける内容であった。
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第1部「減災社会の構築に向けて」パネルデスカッション

 

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第2部「記憶を未来へ!」のトークショー、この後映画が上映された

 

日時:2015年3月10日
場所:東北大学川内萩ホール(国連世界防災会議のプレイベント)
地域防災研究センターからの参加者:越野(災害文化部門)