「復興教育副読本を活用した防災教育」講義と演習の開催報告

岩手県内の小・中学校および特別支援学校の教員約80名を対象として、平成26年度に岩手県と共同で作成した防災教育教材DVDを用いた授業づくりに関する講義と演習が開催され、地域防災研究センターからは作成に関わった教員3名が参加しました。本講義および演習は、平成26年5月に岩手県から配布された復興教育副読本の教育的価値「いきる」「かかわる」「そなえる」のうち、「そなえる」を具現化するための活動で、授業での効率的な活用方法についての研修を行い、復興教育の充実を図るために行われたものです。

山本准教授から、「防災教育教材DVDの活用の実際」と題して、教材DVDの構成や活用にあたっての配慮事項に関する説明を行いました。演習では、はじめに防災教育教材DVDの内容の概説や演習の流れについての説明が行われた後、教材を活用した授業づくりの構成や素材の選択を各先生方に実施してもらいました。その後、各先生が作成した授業展開案をお互いに発表し合い議論を深め内容を精査していきました。用いたDVDは東日本大震災を含む地震及び津波が主に収録されており、先生方はそれぞれの地域で起こり得る災害に着目した資料(例えば沿岸では津波、内陸では地震)を主に作成していました。

 

日時:2015年1月7日 13時45分~16時00分
場所:岩手県立総合教育センター大会議室および技術・情報処理実習室
地域防災研究センターからの参加:山本英和・小笠原敏記・柳川竜一(自然災害解析部門)

 

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演習会場(第1会場、第2会場、第3会場)の様子

 

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授業展開案発表会の様子